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3 ガールズバンドは射精も気楽に

生贄はBL」


ライブハウス「j」の楽屋。

ライブを1時間後に控え準備に余念のない4人。
わいわいと今はメーク中。
女性はみな自分の顔の長所と短所を十分に分かっており
メイクは自分でするのを好むようだ。
ステージ用なら尚更。
こだわりのない僕はいつも実験台として遊ばれる。
「どう、このメイクだと亜美にそっくりじゃない。」
理央さんはメイクし終え、僕の髪を両手で掴みツインテールの真似をする。
前面の鏡に姉の亜美がいると、錯覚するほどに似ていた。
いつもは理恵子さんがメイクするのだが今日は理央さんにしてもらってる。
理央さんの担当はギター。SCANDOLLの中で一番常識人だと思う。
It’s me RINA
つぶらな瞳にアイラインで演出され、ピンクのルージュで小さな口が
プルプルテカる。
剃られた上に引かれた眉のラインは亜美のそれだった。
相変わらずのメイクの魔法にしばし鏡を見つめる。
理恵子さんが僕の肩に手を置き、鏡をのぞき込む。
「やっぱ姉弟ね、銀ちゃんもうこれ亜美じゃん。ふふっ」
相変わらず色っぽい理恵子さん、この含み笑いが出ると、エロモードINです。
「銀ちゃん、映った姿で自分でイケるんじゃない。お姉さんに見られて
 果てるってステキ」


頭を片手で抱える理央さんと亜美。


さらに調子に乗る理恵子さん
「ほら、なんならここでしてもいいのよ。銀ちゃん、秒で勃つもんね。」
身内の前でそれ以上は・・・。


楽屋のドアが開き
ライブハウスの支配人、通称jがスーツ姿の50歳ぐらいの男性と入ってくる。
「紹介するよ、 Kミュージックプロダクションの代表取締役社長
のkさん、今日のSCANDOLLライブを見に来てくれました。」
「おー」
「社長のkです。かねがねSCANDOLLの噂は耳にしてます。
すぐ結論は出せないけど、まずは、今日のライブがんばって。拝見しますので」
そう挨拶し客席に戻っていった。
もう時間だ
円陣になり「SCANDOLL」4人声を揃え、さあライブ本番だ。


数時間後

ライヴが終わり今10時過ぎ
本日はワンマンの為 楽屋はSCANDOLLの4人だけ。
いいライヴで汗も気持ちいい。
理恵子さんはパイプ椅子に座り、片足を椅子に上げてキュロットスカート
をパタパタ仰ぐようにする。
「暑いな、まったく」
思春期の男子がいるのをお忘れなく、理恵子さん。
またjとkさん入室。
理恵子さんさすがに座り直す。
「お疲れ。皆、今日も良かったよ」
「盛り上がってましたね。君らの好きなSCANDALも最初こんな風でしたね。」
「次はSCANDOLLの時代か。ハハハハっ」
いろいろ話した後、2人少し言いにくそうに
 「どうみても女の子だけどドラムの銀次君 、君、男の子だよね。
間違いないよね。ボーカルの・・亜美さんの弟なんだね。」
kさん、亜美と僕を見比べながら話し出した。
「それは、むしろ話題性あっていいんだけど、問題は銀次君16歳だよね。
法律では10時以降の労働は禁止されてるんだ。じっさいお役所さん今厳しくて、
準備時間も含めるとまあ9時以降のライブは無理なんだ。」
「9時でもいかんらしい。だいたい10時までって知らんかった、まあ10時もいつも過ぎるけどねハハハ」
のんきなJだった。
デビューや物販の話が出るでもなく、なんとなく不安な4人だった。


数日後
今日は4人とj ライブハウスの事務所にて
jがまいったなといった調子で話しだした。
「まったく、kって最低だ。あんな食わせものだったとは」
「なによ、なに言われたの。デビューとかレコーディングとかの話じゃないの。」
とっても親しい亜美が尋ねる。
「いわゆる、枕の要求だ、ふざけるな、」
「枕ってあの枕営業。」
「ああ・・。」
理恵子さんの目が光る。
「えーなに、ホントに。やっぱホントにあるんだ。業界っぽくてステキ、でjさん
誰なの、まず食事とかいくんでしょ。ねえ誰が誘われたの・・やっぱ私かな。イヤッ」
理恵子さん絶対やる気満々でしょ、枕。
しばし黙ってjの言葉を待つ4人。


「・・・銀君。」


「おー」
そう来たか。
4人顔を見合わせながらザワつく。
理恵子さん、ますます乗り気
「えーでもkさん、わざわざ男の子って確認してたよね、・・って事は、銀ちゃんファイトBL確定」
幸せの絶頂か。
たまらず、理央さんはあまりのバカげた話に帰り支度しながら、
「でっ、でも、まあ凄い話ね。無理よそんなの。まだまだ、デビューのチャンスあるし、もっと大手だって待てば回路の日よりあり。当然断ったよねjさん。」


「・・・・受けた。」
「えっ」
4人の動きがピタッと止まる。
「いやー、例の労働基準法?9時までってやつ。あれを持ち出されて・・。」
「なに、それ脅しじゃん」
理央さん、その通りです。
「まあ、みんな脛に傷あるから・・。ココ18歳いってないのまだいるし、
なあ亜美、銀君食事だけどう。おいしいモノ奢って貰うだけだよ。」
亜美は姉として、バンドのリーダーとして責任感がある。
「食事だけって、ホントにそれだけならもちろんOKよ。どうなのjさん」
jじゃなく理恵子さんが答える。
「そんなの食事だけで済むわけないじゃない亜美。分かってるんでしょ。
そのあとはホテル、ホ・テ・ル」
基本まじめな理央さん。
「茶化さないで、恵理子。これはSCANDOLLの問題よ」
「とにかく、お銀はまだ童貞なの、子供よ子供、恵理子とどこまでか知らないけど」
「なに、その含みのある言い方、口だけよ私ら、ちょっとぐらい良いでしょ。
 ナニが勃ってちゃ演奏どころじゃないでしょ。皆の為にしょうがなくなの。
 子供扱いするけどもう立派よ銀ちゃんの、亜美も見たことあるんじゃない。」
理央さん、やれやれといった感じで
「童貞かどうかはいいの、ホテルでナニされるか、分からないし無理よこんな話」
「代わりに恵理子行きなさいよ。初体験が男って有得ない、お銀は風邪って事で。」
「はあ。無茶言わないで亜美。kがタチなら何とかするけどウケならどうするの」
「恵理子、こんな時頑張らないでどうするのよ。お銀を守ろうって気はないの。
初めてがおじさんなんて、姉の私が黙ってられないわよ」
「守る?大げさよ、ちょっと我慢すれば銀ちゃんなら出来るって。秒で勃つのよ」
「なに秒でって、それ色気があるって自慢。」
jも割って入る
「いやいや、亜美も色気負けてないって。」

「jさんはだまってて、だいたいjさん亜美とどこまでしてるの。枕みたいなもんでしょ。」

「ちょっ、今それ関係ないでしょ。はっきりしとくけど、まだヤッてないからね。私ら」

「ヤッてないってなによ、出してはあげてんでしょ。ここで。手なの口なの。いっしょじゃん」

「ちょっと理恵子、お銀もいるのよ」

理央さんちょっと大きめの声、
「もう、いい加減にして、いつもそうなんだから、私が一番胸あんだからね。」
亜美と理恵子同時に
「あー。どうせペタンコです。」
「でもナニはいつも褒められるわよ」
理恵子さん誰に褒められるんだろう。
「こんなんでも、お銀もjも、触ろうとするのよ、バカにしないで」
「はあ、銀ちゃん着替えの時は理央のばっか見てんよ。
 思春期の子は大きなオッパイが好きなの。ねえ銀ちゃん」
「どうなの、お銀、誰のが一番いいの、毎日オナニーばっかしてるからよ、
 答えなさい。ふふふ」
「ふふっ、ハハハハ」」
「くっ、くくっ・・ハハハ」」
「ねえ、知ってるお銀って、自分のを咥えようとして、前転したんだって。プッ」
「ぷっ、ガハハハっ」
「なにそれ、うける、ハハハア」
「プップッお腹痛い、死ぬ、死ぬハハハア」
ケタケタ3人腹を抱えて笑ってるし・・・。
バンドは仲がいいのが一番だ。


jやっと支配人らしく
「まあまあまあ。・・・でっ銀君はどうなん、んっ銀泣いてる?」

お答えするなら、答えは1つです。
「イヤです・・・。」


3日後昼過ぎ

kさんと僕はシティーホテル東急IN
シングルベットに2人並んで座っていた。
どちらもシャワーをすまし、腰にバスタオルを巻いている。
kさんは僕の肩まであるすこしウエーブした髪を指で絡め
「まさか銀ちゃん男とはびっくり、うれしいよ。金玉からになるまで
やろうね。楽しみだよ」
いかにも男の子に飢えた感じで、さっそくペニスを握ってくる。
さっきの食事の時とホテルの部屋に入った瞬間の変わり身が怖い。
「じゃ、ここに寝ようか、銀もほら触りな」
僕のはまだ半立ち程度だが、kさんのはもうビンビンで脈打っていた。
太さは普通だが長い。それに何でか黒くてグロイ。
今日これで僕はどうされるのだろう。
今は2人タオルもはだけ、素っ裸だ。
仰向けの僕を舐め回すkさん。
「ハアァ、ハアァ・・・綺麗だよ銀。」
ペニスを握りながら、乳首を舐めだす中年のおじさん。
気持ちいいが50のおじさんとでは、勃つモンも勃たない。
「銀、目をつぶってなさい。好きな子を思って、ほらベースの娘とか。」
流石、プロダクションの社長、痛いトコ突いてくる。
「あんな色っぽい子といっしょじゃ。銀ちゃんたまらんね。毎日自分でしてるんだろ。」
してますし、たまに手でしてもらってます、はい。
ずっと擦られる乳首が気持ちいい。男も感じるんだ。
「リラックスして、痛い事はしないよ。」
目をつぶった瞬間顎を持たれキスをされた。
ここに来る前、理恵子さんに、初キスで勇気つけられて今日に臨んで
正解だった。初がおじさんでは報われない。
kさんはそんな事お構いなく、僕の口をしゃぶりまくる。
一通り僕の口を味わうと、ペニスがニュルッと温かく包まれた。
おじさんのフェラチオが始まった。
何分も口と手の愛撫を受けるが、ドン引きの僕はなかなか、しっかり勃起しない。
豪を煮やしたかkさん
「ほら銀、うつ伏せだ、たくっ」
粗々しく、うつ伏せにさせられた。
その後は、優しくkさんはうなじから足首までを指で
フェザータッチしてくる。
初めての感覚に背筋がゾクゾクする。
膝裏のフェザータッチはこそばゆいが、思いのほか気持ちいい。
「そのまま楽にね、銀の頑張りで、みんなで成功したいでしょ。」
フェザータッチする指を太腿の内側にだんだんすべらせてくる。
「さあ、足を開いて」
うつ伏せの足をkさんに肩幅に広げられる。
お尻をフェザータッチした指が尻割れの底をなでる。
そして、肛門をタッチしだした。
「綺麗なお尻だ、銀」
cまではしない話だったが絶対
僕の穴をねらってるのがひしひしと伝わる。
カシュー、カシュー、カシュー、
ローションをプッシュする音。
肛門周りにkさんの手のひらでローションを付けられる。
「銀、もうたまらん、jやみんなには内緒な」
言うと、肛門を集中して指で揉む様にし出した。
「ああ、・・・ぷりぷりのケツだ、穴も綺麗だよ銀」
はあ・・そうすっか・・・。
ついに指が肛門に侵入してくる。
「あっ、・・・」
小さく声が出た僕。
いつも排泄しかしない穴に強い意志をもって侵入される。
気持ちいいやら、情けないやら、感情が混乱する。
「ハアァ、ハアァ・・・力を抜くんだよ、楽に楽に」
指がおそらく2本に増えた。絶対にペニスを入れられる確信を感じた。
こねる様に穴をいじられ、次はピストンの動きで肛門壁を刺激しだした。
たまに中の指を曲げて直腸を探る様にかき回す。
どうにかなりそうで怖いが肛門はジンジン気持ちよくなってくる。
「ハァハァ、kさん、入れるんですか・・・。」
「もうたまらん、ちょっとだけ、デビューしたいでしょ。ちょっとだけだから・・」
もうこれは、奥までずっぽし姦るつもりだ。
「ちょっと、怖い・・・。」
「そうか、怖いか、ふふふ。大丈夫、大丈夫・・ハアァハァハァ」
うつ伏せの僕にkさんが跨ぐように太腿に乗っかって来た。
両手で双臀をめいいっぱい割り拡げられ肛門が剥き広げられた。
次の瞬間、肛門に肉の塊が押し付けられた。指で左右に無理やり広げた
穴の中心にズンッと入ってくる肉棒。
精を吐き出す穴、肉欲処理の道具になったような気持に襲われる。
ふと亜美の顔が頭をよぎる。おねえ、と心で助けを求める。
お尻が裂けるんではと心細くなった時、亀頭のカリ首まで入って一応の
安定を感じた。
「おおっ最高だ銀、気持ちいいよ。ずっとしたかった。ああ銀君」
肛門に意識が取られ何言ってるか分からない。
kさんは尻を広げてた両手を僕の腰骨に回し自分に引き寄せ、
腰を突いてきた。
両足を閉じたお尻にまたがる様な体勢。
僕の腰は逃げられない様にがっしり掴まれている。
「ああっん、・・・」
ズブブブッと肉棒が体内に埋まり込んでくる。
お尻と腰がぴったりくっつき、深々とカマを掘られた。
肛門から木製バットで身体を貫かれたとさえ錯覚するようなスゴイ
感覚。お尻が肛門を中心に熱く火照る。
「おおう、銀ちゃん、入った。銀ちゃん」
涎が背中に垂れる。kさんの醜く快楽で歪む顔が想像され気味が悪い。
そのうちkさんゆっくり腰を動かし始めた。
「ああ、動かないで。・・お願いそのまま」
なるほど、女みたいなセリフが自然とでる。
しかし、聞いてないのか腰のピストンはむしろ早くなる。
はやく終わってくれ。
両足を閉じたうつ伏せの男子のお尻にまたがる様な体勢で腰を振るkさん。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、
「ああ、銀、中で出すぞ、出る」
ピストンが早くなりすぐにイク宣言。
お尻を腰で打ち潰すように肉棒を深く突き入れ、ビクッビクッと腰を痙攣さした。
体内でなにかじわっと感じた気もしたがどうだろう。
とにかく、kさんはイったみたいだ。
にゅるっと萎んだペニスをお尻から引き抜き、ドカッと仰向けになるkさん。
事は終わった・・。


1時間後
もう辺りは日も落ちて、国道と車の明かりが灯り出す。
練習スタジオ「マンモス」のネオンが目立つ。
PEARLと書かれた縦長のドラムスティック用ショルダーを肩に下げ、
受付でいつもの娘に挨拶し、L字のノブを押し下げる。
ガチャ。
ギターとベースの音が少し漏れ出す。
2枚目のガラス扉を開けた時、僕に気づいて、音が鳴りやんだ。

「お疲れ、お銀、大丈夫」
「おはよう、銀ちゃん」
心配そうだが好奇心で3人らんらんと瞳が輝く。
ちょっとテンションの低い僕を心配そうに、俯く顔をのぞき込む理恵子さん
「どう、どうだったの銀ちゃん・・・・あら泣いてる。」
カマをかけられたとも気付かなかった。
3人に囲まれる。
理央さんは赤のストラトを下げたままだ。理央さんこのギターがホント
好きなんだな・・・。
そうそう、まずい、もう涙は乾いたはずだが、跡でばれたか?
慌てて、手の甲で頬をぬぐう。
その仕草に、まじかと言うように理恵子さんと亜美が目を合わす。
「やだ、ホントに。お銀、マジで泣いちゃったの、ヤダ、何されたの、」
お姉の優しい声で、急に込み上げてきた。
「入れられたの。・・銀ちゃん」
理恵子さんの声も心配が伝わる。
肩に誰かの手が触れた瞬間。
どっと涙があふれ出た。自分でもまさかと思うが、涙が止まらない。
しばらく、頭を下げて肩を揺すり、幼.児みたく声をだして泣いてしまった。
ひとしきり見守られながら涙を流し、落ち着くと
「いや、別に・・なんにもなかった・・・。」
と強がりを、嘘を、言った。
幸い誰も、突っ込んでこない。
自分がこんなに泣くなんて思ってなく意外だった。
そんな自分に驚き、照れくさくなり
「さあ、練習、練習、大したことなかったんだ、心配しないで」
その場の雰囲気を払うように僕は元気をだした。
部屋の角にセットされた3ピースドラムに回り込み、
丸いセット椅子に威勢よくドカッと腰を落とす。
「あっ、」
肛門に刺激が走り思わず声が出て、飛び上がる。
勘のいい3人の同情の視線が集まる。
カマを掘られたと言ったようなもんだった。


視線を振りほどく様にバスドラムをドスッっと大きく踏み込み、
ドカドカとスティックで暴れ叩く。
「マスターピース / まばたき」 のイントロを豪快にたたく。
理恵子さんのベースが乗っかり、理央さんのギターが被さる。
爽快なリズム、大音量が全てを舞い上げる


始まりの合図はいつでも突然鳴り響いて・・・」亜美の声で曲が動き出す。


ガールズバンドSCANDOLL
メジャーデビューはもうすぐだ。






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